文部科学省「大学の世界展開力強化事業」のうち、日中韓三カ国の大学が協働して行う教育事業で、平成23年度に全国の大学で10事業が採択されました。
九州大学は、釜山大学校、上海交通大学と連携しています。
事業は2021年より第3モードに入り、CAMPUS Asia Plus として新たにマレーシア工科大学を連携校に加えて運営しています。

九州大学総合理工学府が、上海交通大学、釜山大学校と共に実施する、エネルギー問題とそれに関係する環境問題に関わる科学と技術（エネルギー環境理工学）分野において、グローバルに活躍できる高度研究者・技術者を育成するための大学院協働教育プログラムです。

・CAMPUS Asiaに参加するためには各メジャーに所属しつつ、EEST ASIAプログラムでの単位取得が必要です。
・当プログラムの公用語は英語です。英語によるEEST ASIAプログラムを受講します。
・修士1年前期に実践英語教育を受講します。また、定期的にTOEICを受験し、英語能力の向上度を追跡します。
・修士1年後期に留学し、その間に留学先で習得した単位は、九州大学の単位として認定します（最大10単位）
・8月中から後半に実施されるサマースクールで「エネルギー環境理工学カリキュラム」を受講します。

■入コースのためのTOEIC・TOEFL・GTEC・英検（語学力）はどのくらい必要ですか？

基準は特に定めていませんが、留学先では授業を含めて全て英語となりますので、入コースの際にTOEICの保持スコアを含めた英語力の確認はしています。 また、スコアに関わらず出発までに実践英語クラスを受講してもらいます。

■英語力はどのくらい伸びるでしょうか？また、現地語も身に付くでしょうか？

英語環境に約５ヶ月置かれますのでかなりの上達が望めますが、あくまでも本人の努力次第です。現地語は派遣先大学で留学生向けのクラスが開講されているので受講を勧めます。

■申込はいつから開始されますか？詳細はどこに相談したらいいでしょうか？

総合理工学府における入学オリエンテーションと、後日行われる入コース説明会においてプログラムの説明をします。その後、指導教員の許可を得て申込書をキャンパスアジアオフィスへ提出してください。質問がある方はこちらからお問合せください。

■複数のプログラムに出願は可能ですか？

派遣先について第一希望、第二希望・・・という形で出願となります。

■選考方法はどのようなものになりますか？

プログラム担当教員との面接を実施しますが、本人との意思確認が主な目的となります。

■日本国籍以外の学生も応募できますか？

その学生の国籍の大学へは応募できませんが、別の国であれば応募可能です。
詳しくはおたずねください。

■希望する研究室に入れるでしょうか？

希望の研究室とのマッチングを行いますので、必ずしも入れるとは限りませんができるだけ受け入れてもらえるよう交渉をしています。

■留学派遣期間はどのくらいですか？

１セメスターで、滞在期間は約５ヶ月です。

■参加の費用負担はどうなるのですか？

留学やサマースクールへの参加、留学中の生活費（奨学金）、英語教育・TOEIC受験の費用はすべてプログラムが負担します。

■滞在先の宿泊はどうするのですか？

留学先の大学が手配した宿舎（主にキャンパス内の寮）で滞在することになります。

■現地での生活について知りたいのですが。

派遣先によって異なるので説明会等で質問をしてください。
また受け入れ大学においては研究室からサポーターが付いたり、事務局が生活のサポートをしてくれたりして学生の安全を見守ります。

■ダブルディグリーを得るために派遣先大学では何単位取得が必要ですか？

派遣先大学によって条件が違いますので、入コースの際に質問をしてください。
（現地で取得した単位は九州大学の単位に移管・互換、総合理工学府で履修した単位も派遣先大学へ移管・互換が可能です。これも派遣先によって条件が異なります。）

■修士論文は九大と留学先で２本出すのですか？

英語で１本を執筆、両大学合同で審査します。

■留学中に就活（インターンシップ等）ができないことが心配です。

各人によって事情が異なりますので一概に答えることはできませんが、実際に留学をしつつ就活も成功させてきた先輩方に話を聞くこともできますので、参考にしてください。
少なくともダブルディグリーを取得することは学業において人並み以上に努力した証となります。

■留学しても遅れずに卒業できるのですか？

当プログラム大学間の協定において、両大学の正規生として在籍し、通常の２年間（修士）で卒業できます。2大学の学位記が授与されます。