通常の修士・博士課程との比較
必要単位数の比較
GAでは、専門分野の履修時間を確保しつつも、他分野も併せて学んでいきます。そのため、学位取得までに必要な履修単位数を通常の修士(M)・博士(D)課程と比べると、次のようになります。
通常のM・D生 | M修了時 | 30単位以上 |
D修了時 | 10単位以上 |
GAコース生 | M修了に相当する2年目の資格認定時 | 40単位以上 |
D修了時 | 77単位以上 (資格認定時の単位を含む) |
GAでは要求される単位数が大幅に増大していますが、この増加分の多くはラボローテや短期・長期インターンシップなどの実体験学習に係わるものであり、講義負担の増加を最小限に抑えるよう工夫されています。このように、GAプログラム全期にわたって、実体験学習重視の充実した教育を受けることになります。また、通常のM・D生の場合、M生に比べてD生の履修科目数は大きく減少しますが、GAでは後半の3年間についても引き続き、多くの知識や体験を積んでいくことが特徴です。
修了要件の比較
修了要件 | |||
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通常のM・D生 | GAコース生 | |
総理工 | 工学府 | ||
M中間試問 | 修士1年時 12月〜3月頃 (専攻により異なる) ・要旨提出 ・口頭発表 |
修士4月入学者は12月中旬、10月入学者は6月中旬 ・ポスター発表 |
特になし |
M論提出とQE | 修士2年 2月中旬頃 ・要旨及び論文提出 ・口頭発表 ・必要単位数30単位以上 |
修士 4月入学生:修士2年2月中旬(修士論文・要旨・口頭試問) 10月入学生:修士2年8月頃(修士論文・要旨・口頭試問) ・必要単位数30単位以上 |
博士研究開始資格認定審査 (第1ステージゲート) ▽総理工...M論提出は必須では無い ▽工学府...M論提出は必要 ・プラクティススクール ・コースワーク ・研究室ローテーション ・必要単位数等(40単位以上・GPA累計120以上) |
D進学出願 | 出願が必要 |
出願が必要 | 出願が必要 |
D中間審査 | 特に実施せず | 特に実施せず | 研究レビュー・提案審査(第2ステージゲート)(※D出願が必要) ・必要単位数(48単位以上・GPA累計144以上) Interim Report審査(第3ステージゲート) ・必要単位数(60単位以上・GPA累計180以上) グリーンアジア論文審査(第4ステージゲート) ・必要単位数(69単位以上・GPA累計207以上) |
D論提出 | ・学位論文提出書類の提出 (要旨・主論文・履歴書等) ・書類提出後学府教授会にて、論文受理決定 ・書類審査後、仮審査、論文公聴会、論文調査委員会にて審議 ・学府教授会にて可否決定後、学位授与 ・必要単位数(博士課程において10単位以上) |
・統一したものはなし。学位取得年月から遡り、工学部教務課で 定められている期限内に提出 ・必要単位数(博士課程において10単位以上) |
博士論文審査(第5ステージゲート) ・必要単位数(77単位以上・GPA累計231以上) |
GAにおけるセーフティネット(ゲートをクリアできない場合)
GAでは、プログラム中に第1〜5ステージゲートという審査があります。ゲートを不合格となった場合はどうなるのでしょうか。ここでは、第一関門となる、前・後期の境界にあたる第1ステージゲートで説明をします。第1ステージゲートでは、次の@〜Eの要件を順に満たす必要があります。
1. プラクティススクール、および研究室ローテーションの単位を取得済み 2. 40単位を取得見込み 3. 研究室ローテーションの成果を修士論文試問会にて発表 4. 各専攻による博士課程進学の可否判定 5. GPA≧3.00 6. QE受験(研究室ローテの成果発表、小論文、専門試験) |
いずれかの要件で不合格となった場合でも、何重にも張られたセーフティネットによって、修士の学位授与に再挑戦できるような仕組みになっています(ただし、GA後期に進むためのQE受験資格は失います)。加えて、QE不合格(あるいはQE受験資格失効後、修士の学位授与)の場合であっても、通常の博士後期課程への進学に支障のないような体制を整えています。
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