九州大学 博士課程教育リーディングプログラム


 

研究室ローテーション

GAコース生は、大学院入学後2年の間(修士課程に相当)に、研究室ローテーションを行います。これは、科学・工学およびその他学問に関する幅広い知識と方法論の習得を目的としたもので、異なる2つの研究室(※1) でそれぞれ少なくとも3か月間(※2) 研究を行います(2つの研究室には、メンターの指導する研究室も含めます)。また、支障が無い限り、選択する研究室が二つ以上の専攻に跨ることを推奨します(強制ではありません)。また、人文社会系研究室の選択も推奨しています。ローテーション先研究室および研究内容は、メンターとよく相談して決めてください。
(※1) 5期生については、従来通り異なる3つの研究室も選択できますが、2つの研究室で実施されること
   を推奨します。

(※2) 必要に応じて、3ヶ月を超える研究も可能です。その際は、開始届に期間延長の理由を記入下さい。
研究室ローテーションでは、従来の修士論文研究とは異なり、「異分野の研究方法論の獲得」に主眼を置いた研究を実施します。そのため、通常の修士論文研究のような新規な研究データの獲得は必須ではありません(ただし、新規データ獲得を目標とすることを妨げるものではありません)。新たな研究スキルの習得や異分野の研究アプローチの獲得など、目標設定はメンターやローテ先指導教員とよく相談して決めてください。
研究室ローテーションは、修了要件およびQE受験要件の「講究I/II/III(各2単位)」として成績・単位認定されます。

<研究室ローテーションの流れ>

1) ローテーション先研究室および研究内容について、メンターおよびローテーション先研究室の教員と相談
⇒先輩コース生のラボローテ履歴をGA事務局で閲覧できます。研究室選択の参考にしてください。
2) 所属研究室とは異なる研究室でのラボローテが決まったら、開始の少なくとも1ヶ月前に「開始届」 にローテーション先研究室、指導教員名、実施期間、研究内容、選定理由(3ヶ月を超える場合は、その理由)等を記入し、GA事務局にe-mailにて提出する。
⇒内容確認後、GA学務委員会で実施の可否が決定されます。
3) ローテーション先の研究室で研究開始(研究開始時に事務局に連絡)
4) 研究終了(研究終了時に事務局に連絡)
5) 主専攻を含む2箇所の研究が終了したら、「講究レポート」を提出(英語、一般的な科学論文のスタイルで単語数は5,000ワード以上)。講究レポートのテンプレート をダウンロードできます(テンプレート中のガイドラインを参考にしてください)。
提出期限は、QE前の1月(4月入学生)と7月(10月入学生)頃です(別途アナウンスします)。レポートには、メンター、チューター、ローテーション先研究室の指導教員からサインをもらってください。
⇒ 先輩コース生の講究レポートをGA事務局で閲覧できます。参考にしてください。
6) QEで、2研究室の研究内容・成果について口頭発表(英語)を実施(発表20分・質疑応答9分)。これに先立ち、A4用紙2ページで発表の予稿(英語)(テンプレート )を作成し、事務局に提出する。
5期生で3研究室を選択した場合は、3研究室についての口頭発表とA4用紙3ページの予稿を作成ください。