各専攻の理念・ポリシー:環境エネルギ−工学専攻

教育研究上の目的

 環境負荷の低減や資源エネルギーの有効利用、省エネルギー技術やこれらに基づく環境共生型社会システムの構築に関する研究を通して、次世代を担う人材を養成する。


アドミッション・ポリシー

●求める学生像(求める能力・適性等)
 環境負荷の低減や資源エネルギーの有効利用、省エネルギーなどの技術及びそれらの技術に基づく環境共生型社会システムの構築に関連する基礎から応用まで広い範囲の学術的課題に主体的にチャレンジ出来る意欲と能力を併せ有する学生を求めています。


カリキュラム・ポリシー

●教育プログラム
◇教育課程の特色、内容・方法
 1年次前期を中心に基礎科目を多く開講し、機械工学、建築学など多様な学部教育のバックグラウンドを持つ学生が無理なく修学出来るように配慮しています。基礎科目をベースに各専門科目を修学することで、熱・流体を基礎とする環境エネルギー工学の全容が修得出来るように配慮されています。

 

◇研究指導体制
 各研究室において文献輪読やゼミを通じて、学生各人がテーマ設定した研究課題に対してきめの細かい指導体制を敷いています。指導教員を中心とする研究室スタッフとの 濃密なインターラクションにより、学生は各自の研究テーマを深化、展開させるシステムが採られています。

 

◇修了要件、成績評価基準・評価方法等
 講義に関しては定期試験やレポート課題により、演習、実験科目に関してはレポート課題を中心にした厳格な成績評価を行っています。修士論文に関しては、試問時の評価と指導教員による日常的評価を併せて、厳格に審査および評価を行っています。以上を統合し、更に学会発表など日常的研究活動も含めて、専攻独自に定めた評価システムに基づき、最終的総合評価が厳密、厳格に行われています。博士後期課程では、専攻が定める所定の単位を修得し、博士論文の提出と博士論文最終審査に合格することにより、博士(工学、学術)の学位を取得することができます。

 


ディプロマ・ポリシー【修士】

○到達目標
 環境エネルギー工学分野において、深い専門性と柔軟な思考力・創造性をもち、次世代を担う創造的研究者や技術者の育成を目的とし、以下を具体的な到達目標とする。
・環境エネルギー工学分野を構成する伝熱学、流体工学、環境工学、エネルギー変換システム工学に関する現象を深遠な知識から説明できる。
・環境エネルギー工学の理論的思考能力を基盤として技術開発、研究分野への活用が出来る。
・表現能力とコミュニケーション能力を鍛え、国際的な学会レベルにて英語による発表、質疑によって、自分の考えを表現することができる。
・高い技術者倫理のもとで、環境エネルギー工学の発展へ自ら寄与すると共に、社会への還元・貢献を考える。

 


ディプロマ・ポリシー【博士】

○到達目標
 環境エネルギー工学に不可欠な自然科学の基礎に加え、エコテクノロジーの観点から、流動、燃焼、熱・物質移動、環境調節などに関する学理的研究、また、各種エネルギー変換や熱交換、高レベルエネルギーのカスケード利用、自然エネルギーの有効利用などの研究活動を行うことで、深い専門性と柔軟な思考力・創造性を育む。同時に、国際性と高い技術者倫理の涵養を目指す。