各専攻の理念・ポリシー:物質理工学専攻

教育研究上の目的

 物質に関連する理学と工学を総合的にとらえ、物理・材料・化学の学問分野を統合し、物質科学の新展開を追求する一方、環境共生型物質科学の推進によって、次世代を担う高い創造力と広い視野をもつ人材を養成する。


アドミッション・ポリシー

●求める学生像(求める能力・適性等)
 物質に関連する理学と工学に興味を持ち、大学学部・高専専攻科時代の専門をさらに深く探求しようという学生、および、狭い専門にとらわれずに学びの環境を変えて新しい領域に挑戦しようとする、知的探求心旺盛な学生を広く募集します。


カリキュラム・ポリシー

●教育プログラム

 

◇教育課程の特色、内容・方法
 さまざまなバックグラウンドを持つ学生が自分の興味やレベルにあわせて、自分の将来計画に必要な学問分野を学習できる柔軟なカリキュラムを導入しています。学部・専攻科で未修得の基礎科学知識を学ぶための短期集中型補完科目、基礎及び最先端の物質科学を習得するための基盤・専門科目、幅広い視点を持って課題解決に当たる能力を養成するための異分野特別演習などが用意されています。

 

◇研究指導体制
 本専攻は固体表面科学講座、固体材料設計学講座、分子物性計測学講座、材料物性学講座、物質構造化学講座、有機合成化学講座、融合材料科学講座、新素材開発工学講座、グローバルイノベーションセンター・アドバンストプロジェクト部門、基幹教育院自然科学実験系部門、中央分析センターからなり、15の研究室に分かれて研究教育活動を行なっています。学生はこの中の一つの研究室に所属し、高度で幅広い専門知識を学びます。

 

◇修了要件、成績評価基準・評価方法等
 所定の単位を取得するとともに、修士論文研究中間発表を行い、修士論文提出とその試問会に合格することにより、修士(工学、理学、学術)の学位が取得できます。また、所定の単位を取得し、博士論文中間発表を行い、博士論文提出と博士論文最終報告の試問会に合格することにより、博士(工学、理学、学術)の学位が取得できます。

 


ディプロマ・ポリシー【修士】

○到達目標
A 知識・理解
 ・固体表面科学、固体材料設計学、分子物性計測学、材料物性学、物質構造化学、有機合成化学、融合材料科学および新素材開発工学のいずれかの分野に関して、理論もしくは実験的な専門知識を説明できる。
B 専門的能力
・物質科学に関する理論・実験技能を持ち、産業界や学術機関で能力を発揮することができる。
・国内外の学術会議で、正しく自分の考えを説明することができる。
C 汎用的能力
・物質科学に関する基礎および最先端を総合的に把握する能力を身につける。
・物質科学を基本とした広い学際領域の基礎・専門思考力を身につける。
D 態度・指向性
・研究課題に対する積極性と自主性を持つ。
・経済成長、エネルギー確保、環境保全に対する社会的責任に関心を持つ。
・物質科学の発展に自ら寄与し、貢献しようとする意欲を持つ。



ディプロマ・ポリシー【博士】

○到達目標
A 知識・理解
・固体表面科学、固体材料設計学、分子物性計測学、材料物性学、物質構造化学、有機合成化学、融合材料科学および新素材開発工学のいずれかの分野に関して、理論もしくは実験的な専門知識を深い理解のもとに説明できる。
B 専門的能力
・物質に関する理学と工学を総合的にとらえて、新しい物質科学へ展開可能な理論・実験技能を持ち、産業界や学術機関で能力を発揮することができる。
・国際的な学術会議で研究成果を発表し、議論できること。
C 汎用的能力
・物質科学に関する高度な専門知識と最先端を総合的に把握する能力を身につける。
・物質科学を基本とした広い学際領域の専門思考力を身につける。
・物質科学を中心とした広い科学分野の課題探求能力と解決能力を身につける。
D 態度・指向性
・研究課題に対する積極性と自主性を持ち、国際的活動に対する実践力を持つ。
・経済成長、エネルギー確保、環境保全に対する社会的責任に強い関心を持つ。
・物質科学の発展に自ら寄与し、貢献しようとする意欲を持つ。