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アカデミックに残るのか、産業界に飛び立つのか?

博士課程で研究に打ち込みたい、そう思っても、博士課程修了後にちゃんと就職先があるだろうか、と心配になって結局、進学を断念する、という話を聞きます。確かに、最近の就職活動は団塊の世代の大量退職時期にも重なり、学生にとっては超売り手市場で、修士修了段階であれば、世の人がよく知る大企業へ皆が就職していきます。

あと3年後に果たして同じような就職状況があるのだろうか? 博士課程に進学したために進路選択の幅が狭まって、思うような会社に行けないんじゃ無いか、そんな心配も湧いてきます。
企業の営利活動の中での研究開発では無く、そのまま大学に残って、教員として学生を指導しながら研究をしたい、そんなアカデミック志向の人にとっても、やはり博士課程進学は大きな決意を要します。大企業が大量に4月1日付けで新卒採用するのとは全く違うプロセス、不定期でのわずか1名のポストへの公募、という仕組みに腰が引けてしまっても無理ありません。

しかし、実際には総理工の博士課程の学生の大半は、それまで身につけた研究力・俯瞰力を発揮できる場所、大学の教職や企業の研究部門などに職を得ています。案ずるより産むが易し。

下の図は総理工で2007年度から2016年度に博士課程を修了した日本人学生(社会人博士を除く)の2017年3月現在の勤務先を示したものです。

注1)国/公研究所:国研その他公立に近い研究所の正規職員を表す

 

企業の博士号取得者に対する評価

民間企業は採用した博士号取得者やポストドクターを高く評価している事が調査により明らかになっています。

図 採用した研究者の能力・資質についての採用後の印象

文部科学省「H.19年度民間企業の研究活動に関する調査報告」(H.21.1), H.22年版科学技術白書 より転載

採用した研究者の能力・資質についての採用後の印象は、「期待を上回った」及び「ほぼ期待通り」という回答が約8割です。特に、ポストドクターでは「期待を上回った」との回答割合が高く、次いで博士号取得者、修士号取得者、学士号取得者の順となっています。
大学の博士課程で研究を行ってきた経験が、民間企業の業務においても高く評価されていると言えましょう。

 

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