九州大学筑紫地区学生教育支援基金について

平素より本学府の教育・研究に対し、格別のご支援・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
九州大学総合理工学府は理工系学際独立大学院教育機関として1979年に設立された総合理工学研究科を前身とし、本年で創立40年を迎えます。その間、本学府は、環境共生型社会実現に貢献すべく、物質・環境・エネルギー分野の先端的かつ学際的な研究教育を推進して参りました。国内外の様々な大学や高専、企業を出身として、本学府で学び、世界に巣立った修了生は2019年9月末で延べ8,213人になります。
近年では国や地域の境界を越えた協調、共生、競争が加速する世界的潮流の中、グローバル化時代を担う人材の育成に対して大学がより一層大きな役割を果たす事が期待されています。こうした状況下、総合理工学府では日本人学生の海外大学への派遣、海外研究者・留学生の受け入れなど交流拡大を図ってきました。
例えば、本学府ではキャンパスアジア事業「エネルギー環境理工学グローバル人材育成のための大学院協働教育プログラム」において平成15年度から現在まで、上海交通大学または釜山国立大学との共同による「ダブルデグリープログラム」を運用しています。半年間の留学と2大学合同での修士論文審査を経て、2つの大学から修士の学位が授与される本制度は、既にこれまで124名の修了生を輩出しています。
本学府では今後も引き続き、学生の国際化対応力強化を目的として、積極的な留学機会の提供や筑紫キャンパスにおける国際化推進に取り組んで参ります。
皆様におかれましては、「九州大学筑紫地区学生教育支援基金」の趣旨をご理解いただき、本学府学生の教育に対し、ご支援くださるようお願い申し上げます。
基金の目的・活用プラン
総合理工学府に在籍する学生を対象として、人物学業に優れ、高い向学心を有すると認められる学生に対する海外への留学支援や、経済的理由により修学が困難と認められる学生への奨学金給付等に活用します。