九州大学筑紫地区学生教育支援基金について
平素より本学府の教育・研究に対し、格別のご支援・ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
九州大学総合理工学府は理工系学際独立大学院教育機関として1979年に設立された総合理工学 研究科を前身とし、創立以来40年以上の歴史を積み重ねています。その間、本学府は、環境共生 型社会実現に貢献すべく、物質・環境・エネルギー分野の先端的かつ学際的な研究教育を推進し て参りました。国内外の様々な大学や高専、企業を出身として、本学府で学び、世界に巣立った 修了生は延べ9千人を超えています。
近年では国や地域の境界を越えた協調、共生、競争が加速する世界的潮流の中、グローバル化時 代を担う人材の育成に対して大学がより一層大きな役割を果たす事が期待されています。こうし た状況下、総合理工学府では日本人学生の海外大学への派遣、海外研究者・留学生の受け入れな ど交流拡大を図ってきました。
例えば、本学府では国際共同学位プログラムとして、上海交通大学、釜山国立大学、マレーシア 工科大学、国立台湾科技大学、国立台湾師範大学との共同による「ダブル・ディグリープログラ ム」を運用しています。半年間の留学と2大学合同での修士論文審査を経て、2つの大学から修士 の学位が授与される本制度は、既にこれまで200名を超える修了生を輩出しています。また 、2025年4月より、ベルギー アントワープ大学との博士後期課程における国際連携学位プログラ ム(ジョイント・ディグリープログラム)の開設を予定しています。
本学府では今後も引き続き、学生の国際化対応力強化を目的として、積極的な留学機会の提供や 筑紫キャンパスにおける国際化推進に取り組んで参ります。
皆様におかれましては、「九州大学筑紫地区学生教育支援基金」の趣旨をご理解いただき、本学 府学生の教育に対し、ご支援くださるようお願い申し上げます。
基金の目的・活用プラン
総合理工学府に在籍する学生を対象として、人物学業に優れ、高い向学心を有すると認められる学生に対する海外への留学支援や、経済的理由により修学が困難と認められる学生への奨学金給付等に活用します。