経済的支援
研究をしたい、と意欲に燃えて博士課程に進学したい、と一度は考えても、3年間の学費や生活費の事を考えて諦めてしまう、という人もいるかもしれません。
確かに、修士修了後にすぐ働き出す事に比べれば、金銭的な負担はとても大きなものかもしれません。
しかし、現在では博士課程の学生を対象として授業料の全額もしくは一部免除、次世代研究者挑戦的研究プログラムや民間財団による給付型奨学金、TA(ティーチングアシスタント)やRA(リサーチアシスタント)の給与など、従来の学生支援機構の奨学金以外の選択肢も増えてきました。 総理工の博士課程学生の多くはこうした経済的支援を受けています。
・次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)
https://k-spring.kyushu-u.ac.jp/
研究奨励費:生活相当費として20万円/月
研究費として最大50万円/年
支援期間:標準修業年限
(本事業についてはR5年度採用者までとなっています。現在R6~の後継事業に申請中です。)
・脱炭素エネルギー先導人材育成フェローシップ
https://q-pit.kyushu-u.ac.jp/fellow-ship/
研究専念支援金:20万円/月
研究費:50万円/年
授業料免除(R6年度の実施は未定)
・民間奨学財団奨学金
https://gakumubu.jimu.kyushu-u.ac.jp/scholarship/other-scholarship-new/
奨学財団により給付、貸与等の制度あり
・入学料免除(徴収猶予)、授業料免除
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/admission/fees/exempt02
経済的理由により納付が困難であり、かつ学業優秀と認められる者
全額免除、半額免除、4分の1の額免除
・日本学生支援機構奨学金
第Ⅰ種奨学金(無利子)80,000円または122,000円/月
第Ⅱ種奨学金(有利子)50,000円、80,000円、100,000円、130,000円または150,000円/月
※第Ⅰ種奨学金については特に優れた業績による返還免除制度あり(全額免除・半額免除)
・日本学術振興会 JSPS 特別研究員 DC1, DC2 (20万円/月 給付)
https://www.jsps.go.jp/j-pd/
指導教員とよく相談し、修士課程の時から積極的にpaperを書いて業績を上げる事で、
採択の可能性を高める
事ができます。
DC1:博士後期1年次(修士2年の春に申請し、審査), 採用期間は3年
C2:博士後期2年次(博士後期1・2年の春に申請し、審査), 採用期間は2年
・TA, RAによる給与支給
TA, RAに採用することで給与を支給します.過去3年間のデータによれば、
毎月平均22人, 最高で61人が受給
しています
1人当たり受給額の平均は5.6万円/月, 最高は12.4万円/月です。
・応用力学研究所に所属する教員の研究室では、博士後期課程への進学を志す修士学生に対して授業料相当 額の経済的支援を準備しています。また、博士後期課程の学生に対して年額100万円の経済的支援を準備して います。申請資格等の詳細については指導教員または志望研究室の教員にお問い合わせください。